- てんそう
- I
てんそう【伝奏】〔「でんそう」とも〕(1)取り次いで奏聞すること。(2)院政期以降の公家の職名。 院政期には摂関家・寺社などの奏請を院に取り次いだ。 室町幕府の成立以降, 武家伝奏ができ, 幕府の意向を朝廷に取り次いだ。 特に江戸時代は関白に次ぐ要職で, 毎年3月, 勅使として江戸に下り将軍に対面した。→ 院の伝奏→ 寺社伝奏→ 武家伝奏IIてんそう【天相】俳諧で, 支考が唱えた付合方法論「七名(シチミヨウ)八体」の八体の一。 前句に対し, 寒暖・陰晴などの天象をもって付ける付け方。→ 七名八体IIIてんそう【天窓】(1)てんまど。(2)あたま。IVてんそう【転漕】〔「転」は陸上を, 「漕」は水上を運ぶ意〕陸路と水路とで兵糧(ヒヨウロウ)などを運ぶこと。V
「人馬共に疲れければ, ~にこらへかねて/太平記 7」
てんそう【転送】(1)送られてきたものをさらに別の場所に送ること。「転居先に~する」
(2)情報を移動させること。 データを一方の装置から他の装置へ移動させること。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.